2020年9月14日

小生が、初めて船窪小屋を訪れたのは2011年のお盆のことです。

折立から入山し雲ノ平をめぐり裏銀座を縦走中、烏帽子岳から針ノ木へと向かうとき。
人の少ないルートながら3組の登山者を行き会いました。

ところが、いずれも3組とも開口一番「今日はどちらに泊まるの?」と聞いてきたのです。
(呪文か!と思いました)
そして、「船窪小屋は良かったよぉ」「今日は船窪に泊まると良いよ」と言われたのがきっかけでした。

この「船窪推し」通り、いや、それ以上のあたたかい雰囲気の小屋にすっかり魅了されました。
以来、年に何度も足を運んでいましたが、今年は事情があって、ようやく今年初の船窪小屋です。
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平日とあって、この日の宿泊客は自分を含めて5人。
夕食後、ランプの灯のもと、囲炉裏をかこんで、ゆったりとした時を過ごす…こんな贅沢はありませんね。
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山頂からほど近いところにある、横山礼子さんの碑へ。
横山礼子さんは、船窪小屋をこよなく愛してくださった方。


2010年9月に旅立たれてしまわれました。
船窪小屋のバンダナや手ぬぐい、Tシャツ、絵葉書は、すべて横山さんの作品です。
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また、小屋の前にある看板も。
上塗りされてはいますが、横山さんの手書きだったりします。
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さて、小屋番の塩ちゃん、りょうこさん。
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今年はこの二人が、迎えてくれています。

翌朝「いってらっしゃーい」と見送られて後にしました。

「行ってきます」。