【1】のつづき

第1部 「思い出ケルン」を積む

予定していた参加者が揃ったところで、
第1部「思い出ケルン」を積みに、
小屋のすぐそばの稜線へ向かいました。


 宗志さんの進行で第1部がはじまりました。

「皆さんには明るい笑顔でケルンを積んでいただければ、父も喜びます。」と宗志さん。
続いておかあさんは、おとうさんと出逢ったときの、
ちょっと笑えるエピソードを交えながら。

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親子の温まる挨拶のあとは散骨。

遺骨は、原型がとどめないように粉末状にしなければならず、
「おとうさんごめんね。って言いながらトンカチで叩きました(笑)」
とおかあさん。

おかあさん、宗志さんに続き、参加者一人ひとりがお祈りしました。
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そして、ケルン積み。
おとうさんへの思いを石に託しながら積み上げていきます。
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ケルンを囲んで集合写真。
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道しるべのTさんの「坊がつる讃歌」の独唱に続き、
「千の風になって」を合唱しました。
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道しるべのMさんが撮影した、
みんなで「千の風になって」を歌ったときの動画です。


第2部 ランプの下でアコーディオンの調べ

第2部は「まっちゃん」の演奏会。

ランプが灯る囲炉裏で
おもしろトークからはじまるアコーディオンの演奏会です。

マーラーの葬送行進曲や
おなじみチャイコフスキーのアンダンテカンタービレなど、
いつ聴いても、心に染みる音色。

顔出し厳禁なので、会場の雰囲気だけ。

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そのあと、第3部があり、
盛り上がったのは言うまでもありません。


奇跡!帰りのヘリも飛んだ

翌日、雨が降る中、多くの参加者らは七倉尾根を下っていきました。
「ヘリは飛ばないだろう。」
誰もが思っていましたが、
なんと!飛んだそうです。

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あとがき

船窪小屋での経験は、
単に登って景色を見るだけの山ではなく、
さまざまな山の関わり方に触れ、
日常生活を生き抜く糧にもなりました。

改めて、山のおとうさんに感謝!
そして、おかあさん、宗志さんはじめ関係者の皆さま、
本当にありがとうございました。